いばらきの伝統文化

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№18 創作和太鼓集団 みのり太鼓

 

茨城県小美玉市で和太鼓文化の普及に取り組まれている創作和太鼓集団みのり太鼓さんにお話を伺いました。

「打ち手の気持ちを全面に乗せた魅力あふれる太鼓」を目指して

平成4年4月、「新しい文化の起爆剤に」を目的に、公募により結成されました。結成当初から「打ち手の気持ちを全面に乗せた魅力あふれる太鼓」を目指し活動しています。現在打ち手約30名、30年目を迎えました。
オリジナル曲を中心に、年30回ほど県内・県外での演奏活動のほか、定期的な和太鼓コンサートの企画・主催、親子・一般・園児を対象にした和太鼓ワークショップの開催など、和太鼓文化の普及活動も行っています。

 

 

“教えることは学ぶこと” 技術の継承は海外でも披露される

メンバーはやる気があれば小美玉市内在住者に限らず受け入れています。実際現在所属しているメンバーの半数以上は市外在住です。小学生から大人まで、社会性を学びながら一緒になって太鼓に取り組む環境を創りあげています。
練習は土曜日の午後と夜、8時間ほど行います。8時間と言うと驚かれますが、全体練習だけではなく、自主的に先輩が後輩に教え、技術の継承を行っています。教えることによって学ぶ事もあり、質の維持の為には大切なことです。
その甲斐あってか、全国のコンテストやコンクールで優勝や入賞しています。国内だけに留まらず、世界太鼓フェスティバルやベトナムフェスティバルに出演しました。日本国内では、国民体育大会総合開会式の和太鼓演奏の総合演出を担当したりもしました。
FacebookやInstagramを使っての広報活動も積極的に行い、年2回のワークショップの募集には、小美玉市にも協力していただき、県内外から参加者があります。

 

 

学校で、和太鼓に触れる機会を!

学校教育において最近はダンスなどが採用されるようになってきました。和太鼓も部活動など学校教育の場で学べる機会があればいいなと思っています。たとえば、地元の人材が学校教育の場で教えられるシステムがあれば、協力する人も出てくると思います。伝統文化を根付かせていくためには、小さいころから伝統文化に触れることが大切だと思っています。