仏の浜(ほとけのはま)
田尻町の田尻小学校の南側に度志観音跡がある。その岩壁に仏像が彫られている。このことから昭和30(1955)年、「佛ヶ浜」として県指定史跡とされた。この地に観世音菩薩が彫られた7 世紀末、陸奥国の蝦夷が不穏な動きをみせていたので、観世音菩薩に鎮定の助力を願ったものと考えられる。なお仏の浜は飽田村と藻島駅家の間にあり、かつ「大海のほとり」にあることから、小木津町の東連津川河口に磨崖仏があり、この地が仏の浜であるとの説がある。
指定の種別 | 県指定史跡(指定名称は「佛ヶ浜」) |
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市町村名 | 日立市 |
所在地 | 日立市田尻町4-39(田尻小学校南側、崖縁の岩壁) |
担当課 | 日立市郷土博物館 |
電話番号 | 0294-23-3231 |
参考URL | なし |
常陸国風土記の記載内容
多珂郡
国 宰、川原宿禰黒麻呂の時に、大海の辺の石壁に、 観世音菩薩の像を彫り造りき。今も存り。因りて仏浜と号く。